大野さんが店の前に展示しているナウマンゾウの奥歯の化石のレプリカ

大野さんが店の前に展示しているナウマンゾウの奥歯の化石のレプリカ

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ナウマンゾウの化石レプリカ 信濃町23カ所に展示

信濃毎日新聞(2017年8月24日)

 信濃町や同町の野尻湖ナウマンゾウ博物館などでつくる「野尻湖周辺活性化事業実行委員会」が、「サテライトミュージアム事業」と銘打ち、町内の宿泊施設や店舗計23カ所にナウマンゾウの化石のレプリカ(複製品)を展示している。訪れた観光客らに見てもらうことで、ナウマンゾウや野尻湖での化石の発掘調査に興味を持ってもらい、博物館を地域活性化の拠点にしていく機運を盛り上げる狙い。

 博物館は6月、複製品を作って展示する町内の店舗などを募集し、ワークショップ(参加型講座)を開催。店主や従業員らが、博物館で実際に展示されているナウマンゾウの奥歯の化石から作った型へ石こうを流し込み、固まった後にアクリル絵の具で色を付けた。

 野尻湖畔で土産物店「スーブニール」を営む大野ヒデ子さん(69)も石こうの着色作業に参加。店の前に、化石の複製品と説明書きを置いた。精巧な作りに、通り掛かった人から「本物の化石がなぜここに置いてあるの?」と声を掛けられるという。大野さんは「博物館が身近になった。他の動物など、形の違う化石(の複製品)もあれば、もっと楽しくなると思う」と話す。

 事業は、文化庁の「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」の補助金を活用した。野尻湖ナウマンゾウ博物館は9月4日から改修工事のため休館し、来年3月にリニューアルオープンする予定。実行委は改修に合わせ、博物館パンフレットの外国語版を作るほか、町民に博物館の取り組みを知ってもらう学習会なども開いていく。

 博物館の渡辺哲也学芸員は「町を訪れた人だけでなく、地域の人にも博物館を深く理解してほしい」と話している。

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