北斎館で展示されている「富嶽百景」を鑑賞するコンシェルジュの阿部さん(右から2人目)ら

北斎館で展示されている「富嶽百景」を鑑賞するコンシェルジュの阿部さん(右から2人目)ら

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海外誘客へ、プロの視点 コンシェルジュら小布施視察

信濃毎日新聞(2017年8月25日)

 都内のホテルで接客や案内に当たるコンシェルジュら9人が、24日から2日間の日程で、上高井郡小布施町の観光地の視察を始めた。経済産業省関東経済産業局(さいたま市)が2016年度に始めたインバウンド(海外誘客)事業の一環で、同局やコンシェルジュらでつくる選定委員会が観光地を選び、日本語と英語で観光地の紹介冊子を作って、コンシェルジュを通じて外国人観光客を呼び込む狙い。外国人に配慮した受け入れ態勢があるかなどを調べた。

 同局によると、外国人観光客の中には、宿泊したホテルのコンシェルジュに旅行先を相談するケースがあるという。そこで、応募があった観光地の中から「観光ルート」ごとに冊子を作り、ホテルなどで観光案内に役立ててもらう。年に四つの観光ルートについて冊子を作る予定。

 小布施町は、同局に出向している八十二銀行(長野市)職員の情報提供を基に、今回の事業に応募。県内で初めて採択された。町を訪れた9人はこの日、葛飾北斎の作品を収蔵展示する「北斎館」や、北斎を招いた小布施の豪農商高井鴻山にまつわる「高井鴻山記念館」を視察。町のオープンガーデン事業で無償開放されている庭園なども訪ねた。

 冊子では、北斎が愛した地域を体感する―とのテーマで、北斎の生誕地の東京・墨田区と連携した観光ルートとして町を紹介する予定だ。

 視察したホテル「グランドハイアット東京」コンシェルジュで明海大ホスピタリティ・ツーリズム学部教授の阿部佳さん(57)は「北斎を軸に地域を紹介したいという意識が町民にあり、観光地として絶好の場所」と指摘。ただ、通り抜けられるかが分かりにくい道もあり、「どこで外国人観光客が不安になるかを考えた方がいい」と話した。

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