ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2017」の2日目の催し「フローラルステージ」が26日、南砺市園芸植物園(同市柴田屋・福野)で行われ、トルコやアフリカのアーティストがそれぞれの民族性をにじませた歌で聴衆の心を揺さぶった。
トルコから初出演となるガイ・ス・アクヨルさんは伝統音楽を基軸に、ロックの要素を織り交ぜた独特の音楽世界を披露。女性でありながら低音で力強く、伸びのある歌声を響かせた。
伝統芸能を世襲で伝えてきた家柄で生まれ育ったヌーラ・ミント・セイマリさん(モーリタニア)も、民族性とロックを融合させた豊かな表現で、聴衆を引き付けた。
スチールドラムの市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」はトップバッターとして登場。出演アーティストのフアン・キンテーロさん(アルゼンチン)から提供された曲などを、洗練された音色で演奏した。
最終日の27日は、同市福野文化創造センターで無料のワークショップがあり、セイマリさんがモーリタニア音楽と文化について語る。同センターでのステージにはクロ・ペルガグさん(カナダ)、アンドレ・メマーリさん(ブラジル)とキンテーロさんのコンビが出演する。問い合わせは同センター内の実行委事務局、電話0763(22)1125。北日本新聞社共催。