須坂市の田中本家博物館で27日、米、英、独、豪4カ国の在日大使館員ら20人が流しそうめんを味わった=写真。会場の庭園に漂う歴史的風情も、日本の夏の風物詩を楽しむ雰囲気を盛り上げた。
下高井郡山ノ内町の観光まちづくり会社が海外誘客で企画したツアーの一環。参加者たちは長さ7メートルのといに次々とそうめんが流れる光景を珍しがりつつ、箸を器用に使ってすくい上げていた。
在日ドイツ大使館のローベルト・フォン・リムシャ公使(52)は「母国には『食べ物で遊ぶな』という格言がありますが、流しそうめんはおいしくて楽しいから、良いでしょう」と笑顔だった。