かがり火が揺らめく中、観客を幽玄の世界へいざなった高岡薪能=瑞龍寺

かがり火が揺らめく中、観客を幽玄の世界へいざなった高岡薪能=瑞龍寺

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幽玄の世界へ浸る 高岡薪能

北日本新聞(2017年8月28日)

 第35回高岡薪能(たきぎのう)は27日、高岡市関本町の国宝瑞龍寺で開かれ、かがり火が揺らめく大伽藍(がらん)で、約800人の観客が国内を代表する能楽師らが繰り広げる幽玄の世界に浸った。

 山門前に舞台が設けられ、重要無形文化財保持者(総合認定)の大坪喜美雄師、金井雄資(ゆうすけ)師、金森秀祥(ひでとし)師、佐野由於(よしお)師らが出演した。

 上田博高岡能楽会理事長が開会宣言し、村田芳朗副市長があいさつ。火入れの儀では、四津谷道宏住職らの先導で曽田康司市議会議長、中西修富山テレビ放送社長、臼田北日本新聞社常務らが、かがり火をともした。

 能「竹生島(ちくぶしま)」は金井師がシテを務めた。琵琶湖にある竹生島が物語の舞台で、女神の弁才天が軽やかに、湖の主である竜神が荒々しく舞う。両者の対照的な舞で観客を魅了した。

 火入れに先立ち、大坪師が舞囃子(ばやし)「海人(あま)」、金森師が仕舞「田村」、佐野師が同「玉葛(たまかずら)」をそれぞれ演じた。狂言「長光(ながみつ)」も披露された。大庫裏では高岡能楽会員が素謡を発表した。

 高岡能楽会主催。高岡市、同市教委、富山テレビ放送、北日本新聞社共催。

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