加山又造の「月光波濤」を鑑賞する招待客=県水墨美術館

加山又造の「月光波濤」を鑑賞する招待客=県水墨美術館

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「イセコレクション屏風名作展」開会式 県水墨美術館

北日本新聞(2017年8月29日)

 イセ文化財団の伊勢彦信代表理事(高岡市)の収蔵品から、えりすぐりの作品をそろえた「イセコレクション 屏風(びょうぶ)名作展」の開会式が28日、県水墨美術館で行われた。横山大観や加山又造ら近現代を代表する日本画家の屏風を中心に30点を並べ、29日に開幕する。9月10日まで。

 金屏風に巨木とツルを配した横山大観の「松鶴(しょうかく)図」や児玉希望の「檜鷲(ひのきわし)図」、加山又造が墨画で光を表現した「月光波濤(げっこうはとう)」などを展示。白髪一雄が油絵に転向する前の日本画の初期作や、石崎光瑤(こうよう)、下田義寛ら富山ゆかりの画家の作品もある。

 開会式で、伊勢代表理事が「公開の機会を与えていただき、うれしい」とあいさつし、麦野英順北陸銀行会長、新田八朗日本海ガス社長が祝辞を述べた。磯部賢県生活環境文化部長、中川美彩緒(みさお)県水墨美術館長、蒲地北日本新聞社取締役事業局長が加わり、テープカットした。伊勢さんと同館の浅地豊顧問が作品解説した。

 イセ文化財団と同館でつくる実行委員会主催。北日本新聞社後援。

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