味噌川ダム本体に生えた草を食べるヤギ。斜面はお手のもの?

味噌川ダム本体に生えた草を食べるヤギ。斜面はお手のもの?

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ヤギさんむしゃむしゃ「除草隊」 木祖の味噌川ダム

信濃毎日新聞(2017年8月30日)

 岩石を積み上げたロックフィルダムとして知られる木曽郡木祖村の味噌川(みそがわ)ダムで29日、ダム本体に生えた草をヤギに食べさせる試みが始まった。広い上に斜度があり、人手による草刈りでは危険が伴うためだが、ヤギたちはどこ吹く風。思う存分おなかを満たしていた。

 放たれたのは岐阜県の農業生産法人が飼育する18匹。「山羊(やぎ)さん除草隊」として、工場敷地などの除草に派遣されている。トラックで到着したヤギは、ダムの斜面に下りるなり生い茂った草をむしゃむしゃ。その場をきれいに食べ尽くすと移動し、他の場所でももりもり食べていた。

 味噌川ダムは、レーザー光線を当ててダム本体の破損につながる傷みなどがないか監視している。岩の隙間から草木が伸びるとレーザーを遮るため、年1回草刈りをしているという。今回は3日間の「放牧」を予定。ダム管理所の武田保郎所長代理(47)は「うまくいって長期間放すことができれば、観光の目玉にもなるかも」と話した。

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