高岡市中心市街地で開かれる高岡クラフト市場街(9月22~24日)に合わせ、イベントの主会場である山町筋が23、24の両日に歩行者天国になる。気軽に街並みを散策してもらうための試みで、人力車の運行も初めて行う。関係者は「風情ある景色をゆっくりと眺めてほしい」とPRする。
高岡クラフト市場街は高岡のものづくり文化を発信するイベントで2012年から毎年実施。今年は工芸都市高岡2017クラフト展、銅器団地オープンファクトリー、金屋町楽市inさまのこの各クラフト系イベントと同時開催する。
山町筋は土蔵造りの町並みで知られ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている。木舟町から小馬出町までの約300メートルの区間を午前11時から午後4時まで歩行者天国にして人力車を走らせる。
貸衣装店の協力で浴衣のレンタルも予定しており、高岡クラフト市場街実行委員会の國本耕太郎委員長は「お姫さまになった気分で町巡りを楽しんでほしい」と話す。
市場街では県内外のクラフト品を展示販売するほか、地場食材をクラフト品の器で提供する食のイベントも行う。山町筋にある町家を改修した商業施設「山町ヴァレー」ではワークショップや音楽ライブを実施。23、24の両日は飲食物を販売する「たかおか軒下マルシェ」がある。市場街は北日本新聞社共催。