日差しを浴びた花が輝くように咲く治部坂高原スキー場のコスモス=阿智村浪合

日差しを浴びた花が輝くように咲く治部坂高原スキー場のコスモス=阿智村浪合

長野県 伊那路 花・紅葉 祭り・催し

ゲレンデ一面、秋模様 阿智・治部坂高原スキー場

信濃毎日新聞(2017年9月1日)

 阿智村浪合の治部坂高原スキー場で開園中の「100万本のコスモスガーデン」で、コスモスが見頃を迎えている。涼風が吹き抜ける標高約1200メートルのゲレンデには、紫、ピンク、白色の花が咲き誇り、訪れた観光客が秋を楽しんでいる。

 同スキー場支配人の谷川和久さん(52)によると、今年は4月の残雪による種まきの遅れと8月中旬の日照不足の影響などで、例年より1週間ほど開花が遅れた。花は現在七分咲きで、コスモスガーデンが閉園する9月27日まで楽しめるという。

 オートバイのツーリングで立ち寄った名古屋市の会社員鈴木清孝さん(60)は「ここは涼しくて気持ちが良いね。この時季にこれだけのコスモスが見られるのは珍しい」と話し、一面に広がる花々を見つめていた。

 9月9、10日は「コスモスまつり」を開き、地元野菜などを販売する。18日までの3日間は午後6〜10時、「ナイトガーデン」を開園し、星空の下でコスモスをライトアップする。谷川さんは「コスモスとコスモ(宇宙)を両方楽しんでもらえます」と、大勢の来場を期待している。

今月のお得な国内ツアー びゅう

伊那路 ニュース