金沢市の近江町市場で、中国やメキシコ産の輸入マツタケが青果店の店頭に並び始めた。買い物客や旅行者は香りに足を止め、秋の訪れを感じた。
「山安」では、マツタケが木箱やかごに盛られ、「秋の味覚の王様」といった風格を漂わせた。今後、韓国産やアメリカ産も入荷し、今月半ばには国産が並ぶ。店員は「マツタケご飯やすき焼きで味わってほしい」と話した。
立春から210日目となり、台風がよく来るとされる「二百十日」の1日、台風15号は太平洋上にほぼ停滞し、石川県内は晴れまたは曇りとなった。金沢では最低気温が18・8度と66日ぶりに20度を下回り、最高気温は29・1度とほぼ平年並みだった。