石川県近海の底引き網漁の初物が5日、県内各地の鮮魚店やスーパーで並んだ。今年はしけの影響で1日の解禁日から出漁がずれ込み、店頭に出回るのは3日遅れとなった。各店舗は秋の味覚を待ちわびた買い物客でにぎわい、メギスやハタハタ、甘エビなどを品定めした。
金沢市の近江町市場では、店員らが「底引き解禁やぞー」と声を張り上げ、かごに新鮮な魚介を盛った。大口水産では刺し身用の子持ち甘エビが20匹950円と例年並みの価格ながら、大ぶりの品が並んだ。メギス5、6匹500円、小ぶりのハタハタ15匹300~400円はやや高めとなった。