「高森発信州PORKひつまぶし丼」。甘く香ばしい匂いが食欲をそそる

「高森発信州PORKひつまぶし丼」。甘く香ばしい匂いが食欲をそそる

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信州PORKひつまぶし丼、全国へ 高森などの3店開発

信濃毎日新聞(2017年9月8日)

 下伊那郡高森町などの飲食店3店が「高森発信州PORKひつまぶし丼」を共同開発し、23、24日に都内で開く第9回全国ご当地どんぶり選手権の予選会に出場する。伊那谷名物の「ソースかつ丼」(駒ケ根市)や「高森アルプスサーモン丼」(高森町)などに、新たなご当地丼を加えて地域を盛り上げたい―と関係者らは意気込み十分だ。

 高森町の和食店「米っ子寿司(すし)龍巳(たつみ)」とうなぎ店「鰻(うなぎ)やうなはる」、飯田市の焼き肉店「長屋門〓(くわ)はら」が「南信州の食を盛り上げる会」をつくり、開発。あっさりした脂、柔らかな肉質が特長の「信州SPF豚」のばら肉や肩肉を使い、果物ベースの焼き肉のたれに浸しつつ備長炭で焼き上げる。ご飯にまぶすたれは、うなぎ、焼き肉両専門店のたれを混ぜ合わた。

 ネギやワサビの薬味、カツオベースのだし汁などをかけると、また違う味わいを楽しめる。じっくり焼いて適度に脂を落とし、同会代表で龍巳店主の米山賢二さん(52)は「お年寄りから子どもまで愛される味」と胸を張る。

 東京ビッグサイトで開く予選会には全国から16団体が出場を予定。観客の投票が多かった上位10団体が来年1月12〜21日に東京ドームで開く本選へと進み、昨年の本選上位5団体と味を競い合う。

 盛り上げる会の高森町の2店は、大型のニジマスを使った「高森アルプスサーモン丼」の開発にも携わった。今回の丼は「信州の豚のおいしさが知られてないのはもったいない」と考案したという。米山さんは、大会出場で知名度を上げ、「長野県の名物丼にもしていきたい」と話している。各店での提供は予選会以降という。

(〓は、森の木が十、下に木)

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