お座敷太鼓を稽古する芸妓=北國新聞20階ホール

お座敷太鼓を稽古する芸妓=北國新聞20階ホール

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お座敷太鼓に磨き 金沢おどり、15日開幕

北國新聞(2017年9月8日)

 15日に開幕する第14回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、本社主催)の合同稽古は7日、金沢市の北國新聞20階ホールで行われた。ひがし、にし、主計(かずえ)町(まち)の金沢三茶屋街の芸妓(げいこ)衆は、金沢が誇る素囃子(すばやし)やお座敷太鼓を合わせ、彩りの舞台へ意欲を高めた。
 幕開けの素囃子「風流(ふうりゅう)船(ふな)揃(ぞろい)」は、船尽くしの変化に富んだ曲となる。三茶屋街合同で、前列の囃子は奇数日をにし、偶数日をひがし、主計町が担当し、それぞれに音色を磨いた。
 金沢おどりの名物となった、三茶屋街の芸妓がずらりと並ぶお座敷太鼓は、新花を含む9人が「さわぎ」「四丁目」などをにぎやかに打ち鳴らした。
 舞踊絵巻「酉歳四季乃(とりどりにしきの)彩(さい)色(しょく)」では、大和(やまと)楽(がく)奏者や箏(こと)の演奏に合わせ、各場面の出演者が立ち位置や所作を念入りに確認した。正派若柳流若柳会会長の若柳宗(そう)樹(じゅ)さん、地元の杵屋喜三以(きさい)満(ま)さん、藤間勘寿々さん、西川八重治さん、若柳一寿さんらが指導した。構成、演出の駒井邦夫県立音楽堂邦楽監督が見守った。

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