今秋出荷の「ひやおろし」をPRする福井県内蔵元の担当者=8日、福井市の西武福井店

今秋出荷の「ひやおろし」をPRする福井県内蔵元の担当者=8日、福井市の西武福井店

福井県 福井・永平寺

秋の酒「ひやおろし」を試飲販売 西武福井店にコーナー

福井新聞(2017年9月9日)

 冬場に仕込んだ日本酒をひと夏寝かせて熟成させた「ひやおろし」の試飲販売が8日、福井市の西武福井店で始まった。新館地下1階の酒売り場に県内19蔵元の30銘柄が並び、熟成された"秋酒"の魅力を発信している。

 秋限定のひやおろしは、まろやかな味わいが特徴。試飲ができる同店の販売コーナーは、県酒造組合の後援で開設し、今年で5回目。初日は報道機関向けの発表会があり、6蔵元の担当者が参加し、「上質な香りと味を秋の味覚とともに楽しんでほしい」などとアピールした。

 参加した蔵元によると、ひやおろしの認知度は年々高まっており、売り上げも増加傾向にあるという。手間の掛かる山廃仕込みの純米酒と大吟醸酒を出品した田嶋酒造(福井市)の杜氏の田嶋雄二郎さんは「山廃仕込みの酒は力強い酸味があり、サンマなどに合う」と話している。

 昨年好評だった「大吟醸ひやおろし」は5蔵元が、カップ酒は6蔵元が販売している。試飲販売の特設コーナーは26日まで。

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