五箇山ぼべらのブランド化に向け、意欲を見せる関係者=南砺市福野庁舎

五箇山ぼべらのブランド化に向け、意欲を見せる関係者=南砺市福野庁舎

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「五箇山ぼべら」の魅力発信 推進協議会設立

北日本新聞(2017年9月9日)

 南砺市五箇山地域で昔ながらの農法で作られているカボチャ「五箇山ぼべら」のブランド化と生産拡大を目指し、総合スーパーのイオンリテール(千葉)や生産者、市などが連携し、8日「五箇山ぼべら推進協議会」を設立した。県内のイオン系列7店舗で販売をスタートするほか、加工品の全国展開も検討。富山の伝統野菜の魅力を発信する。

 「ぼべら」は、五箇山地方の方言でカボチャを意味する。ラグビーボールのような形で、ねっとりとした食感や濃厚な甘みが特徴。合掌造りの屋根に使った古い茅(かや)を畑に敷き、堆肥にして育てる。現在は生産者12人が年間約2トンを出荷し、主に地元の直売所などで販売している。

 協議会設立は地域の優れた食文化の継承に取り組むイオンリテールの「フードアルチザン活動」の一環。同社のほか、合掌の森再生協議会、五箇山ぼべら生産者部会、JAなんと、南砺市、県で構成する。

 設立総会が同市福野庁舎であり、小林誠五箇山ぼべら生産部会長が「五箇山や南砺市の地域振興につなげたい」とあいさつ。三浦隆司イオンリテール執行役員本部長は「知名度アップに貢献したい」と話した。田中幹夫市長は生産基盤の整備に向け、協力して支援に取り組む考えを示した。試食会もあり、出席者は「甘い」「サツマイモみたい」などと話しながらコロッケやパイをほおばった。

 ぼべらは今月末まで県内のイオンモールやマックスバリュ計7店で取り扱う。生産量をみながらデザートなど加工品の試作や全国販売も進めていく方針。

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