内田光子さん(手前)と協演する小澤征爾さん(右)。演奏後は拍手が鳴りやまなかった=8日、松本市のキッセイ文化ホール

内田光子さん(手前)と協演する小澤征爾さん(右)。演奏後は拍手が鳴りやまなかった=8日、松本市のキッセイ文化ホール

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小澤征爾さん・内田光子さん協演 OMF、鳴りやまぬ拍手

信濃毎日新聞(2017年9月9日)

 松本市で終盤を迎えたセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、総監督で指揮者の小澤征爾さん(82)とピアニストの内田光子さん(68)=英国在住=が11年ぶりに協演するコンサートが8日、同市のキッセイ文化ホール(県松本文化会館)で開かれた。ともに米グラミー賞受賞者で盟友の2人と、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)による鋭気あふれる演奏に、約2千人の聴衆が喝采を送った。

 前半はSKOの弦楽器奏者がグリーグの組曲「ホルベアの時代より」を、管楽器奏者がR・シュトラウスの「13管楽器のための組曲」を指揮者なしで演奏。後半はベートーベンのピアノ協奏曲第3番ハ短調を、小澤さんの指揮で内田さんとSKOが演奏した。

 腰を痛め4日のリサイタルを中止した内田さんだったが、この日は小澤さんと手を取り合って登場し、緊張感に満ちた演奏を披露。小澤さんも内田さんと目配せを重ね、指先を広げたり椅子から立って腕を振り上げたりして、起伏に富んだ演奏を導いた。

 最終の第3楽章では、独奏部分を内田さんが華やかに奏で、SKOが最後の音を勢いよく鳴らすと、会場からは大きな拍手が湧いた。スタンディングオベーションはおよそ15分間やまなかった。

 10日に2回目の公演があり、今年のフェスは閉幕する。

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