興福寺が収蔵する貴重な仏像などが展示された会場を巡る来場者=8日、新潟市秋葉区の市新津美術館

興福寺が収蔵する貴重な仏像などが展示された会場を巡る来場者=8日、新潟市秋葉区の市新津美術館

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歴史刻む美が魅了 興福寺寺宝展で開場式 9日開幕 新潟

新潟日報(2017年9月11日)

 奈良の法相宗(ほっそうしゅう)大本山興福寺の中金堂(ちゅうこんどう)再建と、同宗派の祖師を描いた柱絵の完成を記念した「興福寺の寺宝と畠中光享展」(新潟日報社など主催)が9日、新潟市秋葉区の市新津美術館で開幕する。8日は開場式と内覧会が行われ、関係者約120人は鮮やかな柱絵のほか、今回特別に厨子(ずし)から出して展示した国重要文化財「吉祥天倚(きっしょうてんい)像」などに見入った。

 興福寺は約300年ぶりに中金堂を再建し、来年10月に落慶する。堂内に造られる宗派の精神的象徴「法相柱(ほっそうちゅう)」には、日本画家の畠中光享さんが制作した代表的な学僧14人の絵が貼られる。

 開場式で貫首の多川俊映さん(70)は「(落慶後は)柱絵を間近で見られなくなるので、多くの人から見てもらいたい」とあいさつ。テープカットと記念法要を行った。

 訪れた人たちは、国宝「銅造観音菩薩立像」や、畠中さんの仏教をテーマにした絵画が展示された会場を巡った。新潟市江南区の主婦(32)は「これから長い歴史を刻む、美しい柱絵を見ることができ、ありがたかった」と語った。

 10月15日まで。9月11、19、25日と10月10日休館。一般千円、高校・大学生700円、中学生以下無料。

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