上越市のスーパーなどが売り込みに本腰を入れ始めた「シャークカツ」とPR用のぼり旗=上越市木田1のハローツゥ

上越市のスーパーなどが売り込みに本腰を入れ始めた「シャークカツ」とPR用のぼり旗=上越市木田1のハローツゥ

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サメのカツ販売に本腰 上越のスーパーなど

新潟日報(2017年9月11日)

 上越市に伝わるサメ食文化を広く全国に発信しようと、市内のスーパーなどが本腰を入れ始めた。サメのフライ料理に「シャークカツ」の愛称を付け、PR用のロゴ作成や生産体制の整備も進めている。来年には本格的な供給が可能になる見通しで、関係者は「全国でも珍しいサメの食文化とともに、上越の名も売り出したい」と話している。

 江戸時代の高田藩は幕府の政策にのっとり、輸出用にフカヒレの生産を奨励した。余ったサメの肉が領内に流通し、上越にサメ食文化が根付いたとされる。ただ、近年はサメ料理を作る家庭が減っているとみられ、地域の食文化が廃れることを懸念する声もあった。

 市内のスーパー「ハローツゥ」と一印上越魚市場が数年前から、どうすれば歴史あるサメ食文化を再び盛んにできるか話し合い、「油で揚げることでサメのうま味が凝縮される」とサメのフライを発信していこうと決めた。

 上越で流通するサメの大半が揚がる宮城県気仙沼市の水産会社に、消費者が揚げるだけで食べられるよう切り身にして衣を付けるまでの加工を依頼した。

 ハローツゥの羽深耕時社長は「来年には本格的な生産が可能になる」と期待する。今年3月にはシャークカツの愛称や、サメの絵と「JOETSU・NIIGATA」の文字が入ったロゴマークの商標登録を申請した。ロゴはカツのパッケージやのぼり旗に使用する。

 サメの身は高タンパク低カロリーで、骨がなく食べやすいことをアピールして、学校給食や老人福祉施設での活用や、市内の飲食店、他のスーパーでの販売を目指す。

 羽深社長は「シャークカツに続く新メニューも試作している。サメ料理といえば上越と認知されるようにしたい」と意気込む。

 今秋には、市内のイベントや県外の食品見本市にも出展し、上越の食文化を広くアピールすることも検討している。

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