県酒造組合の桝田隆一郎会長ら16人が8日、北日本新聞社を訪れた。厳冬期に仕込み、春から夏にかけて熟成させた日本酒「ひやおろし」をPRした。同組合がひやおろしの「解禁日」と定める9日から県内の日本酒メーカー17社が一斉に販売する。
ひやおろしは、ほどよく熟成されたまろやかな味わいが特徴。720ミリリットルまたは900ミリリットル瓶入りを用意した。同組合は「地酒で乾杯」運動を展開しており、ひやおろしをアピールすることでファンのさらなる獲得を目指す。
桝田会長は「今年の出来は抜群に良く、飲み飽きしない仕上がり。海、山の幸と一緒に楽しんでほしい」と語った。販売量は昨年の1・5倍を目標とする。
一行は県庁で山崎康至副知事とも懇談し、消費拡大につながる富山の酒のPR強化などを求めた。