大原さん(右手前)と田中市長(右隣)の対談が開かれた棟方まつり

大原さん(右手前)と田中市長(右隣)の対談が開かれた棟方まつり

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棟方志功で福光盛り上げ 命日に合わせまつり

北日本新聞(2017年9月12日)

■対談やツアー 催し満載

 南砺市福光地域ゆかりの板画(はんが)家、棟方志功をしのぶ「棟方まつり」が10日、同地域で開幕した。各地で講演や展示、ガイドツアーなど多彩な催しを開催。まちを"棟方一色"に染め、魅力を広く発信する。13日まで。

 初日は大原美術館(岡山県倉敷市)の名誉館長、大原謙一郎さんが講演した。大原さんは棟方の支援者だった倉敷の実業家、故大原總一郎の長男。「福光で文化の力を考える」と題し、同美術館や倉敷市のまちづくりの取り組みを紹介した。公益を思う心を持った市民の大切さなどに触れ「『世界一流の地方』がある日本にならないといけない」と指摘した。

 田中幹夫南砺市長との対談もあった。市長は地域循環型社会構築を目指す市の「エコビレッジ構想」を挙げ、「ないものねだりではなく、地域にあるものを大切にし続けることが自立できる仕組みづくりにつながる」と強調した。

 まつりは棟方の命日となる9月13日に合わせ、市棟方志功まちづくり連絡協議会が、昨年に続き開催。水口秀治会長はあいさつで「新たな棟方の縁をつなぎ、地域を盛り上げていきたい」と述べた。

 まつりではこのほか、同市福光のミュージアム吉江家で、棟方が写生の際に使ったとされる麦わら帽子など数々の愛用品を展示。地元ガイドの案内で棟方ゆかりの地を訪ねる「徑道(けいどう)めぐり」などを開く。北日本新聞社後援。

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