「コスモス街道」で知られる国道254号が通る佐久市内山で20日まで、第30回の「佐久高原コスモスまつり」が開かれている。澄んだ青空が広がった10日は、野外で「コスモスライブ2017」があり、ピンクや白に咲くコスモスの中で、佐久市内外のグループなどがダンスや歌を披露し、訪れた親子連れらが楽しんだ。
コスモス街道は、1972(昭和47)年に地元老人クラブがコスモスを植えたのが始まりで、沿道約9キロとコスモス広場で計4万株が花を咲かせている。まつりを主催する住民らの実行委員会によるとコスモスは、7月下旬ごろに咲き始め、ちょうど見頃を迎えている。
この日は、佐久市民を中心としたダンスグループによる「タヒチアンダンス」や、佐久市内山出身でバンドのボーカルを務める倉品翔さんのミニライブなどで盛り上がった。ダンスを披露した長野市信州新町の黒岩愛美さん(26)は「満開のコスモスと青空の下で踊ることができて気持ち良かった」と満足そう。実行委員長の岩井明男さん(65)は「年々、来場者が増えている。これからも、皆で楽しめる催しにしていきたい」と話していた。