安曇野市穂高有明の旅館「中房温泉」で、温泉一帯の地熱で蒸した鶏肉の入ったレトルトカレー商品が、宿泊客や登山客らの人気を集めている=写真。
同温泉の百瀬孝仁社長が4年前、地熱を活用した料理ができないか―と考案。容器に入れた鶏肉を地中で半日ほど蒸す。長時間かけてじっくり調理するため、肉が軟らかくなるという。地元産の黒豆も入っており、1個税込み648円。
同温泉では、地熱を利用したローストビーフなども宿泊客に提供している。百瀬社長は「入浴だけでなく、温泉の恩恵を舌でも感じてほしい」とPR。