14日から始まる南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落のライトアップを前に、試験点灯が13日夜行われ、実りの秋を迎えた山里が幻想的に浮かび上がった。
茅葺(かやぶ)き屋根の家屋など21棟のほか、神社や屋敷林を過去最多となる45基のライトで照らした。稲穂が黄金色に実った田の周辺では、コスモスが咲き始めている。16日に県内外の棚田オーナーが稲刈りを行った後は、はさ掛けされた稲穂も照らし出される。
ライトアップは18日まで5日間で、夕暮れ時から午後9時まで。15~17日は午後7時半から特設舞台で五箇山民謡ライブがある。15日は越中五箇山麦屋節保存会、16日は越中五箇山こきりこ唄保存会、17日は小谷麦屋節保存会が出演する。
問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。