「金沢風雅」を華やかに舞う三茶屋街の芸妓衆=金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホール

「金沢風雅」を華やかに舞う三茶屋街の芸妓衆=金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホール

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三茶屋街の華、そろい踏み 金沢おどり開幕

北國新聞(2017年9月16日)

 第14回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)は15日、金沢市の県立音楽堂邦楽ホールで開幕した。金沢の顔とも言えるひがし、にし、主計(かずえ)町(まち)の三茶屋街の芸妓(げいこ)43人がそろい踏みし、大入りの観客が彩り豊かな芸と華を堪能した。
 三茶屋街合同の素囃子(すばやし)「風流船揃(ふなぞろい)」で幕を開け、大和(やまと)楽(がく)でつづる舞踊絵巻「酉歳四季乃彩色(とりどりにしきのさいしょく)」があでやかに繰り広げられた。
 にしの名妓、小鼓(こつづみ)の乃(の)莉(り)さんと立方(たちかた)の八重治(やえはる)さんは一調一舞(いっちょういちぶ)「三番叟(さんばそう)」を厳かに披露し、主計町のたか子さんは舞踊「加賀の千代」で地元ゆかりの俳人の心情を切々とつづった。
 総おどり「金沢風雅(ふうが)」では八重治さんがあいさつ、乃莉さんも踊りに加わってにぎやかに締めくくり、会場は万雷の拍手に包まれた。18日までの各日午後1時と同4時に開演する。

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