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長岡発祥の地、蔵王地区アピール オリジナル日本酒誕生

新潟日報(2017年9月19日)

 長岡城築城以前に領主の居城があった蔵王地区の住民や酒店が、地域の歴史をPRしようと、オリジナル銘柄の日本酒「蔵王の杜(もり)」を発売した。売り上げの一部を地域の史跡の保存費に充てる。来年には長岡開府400年も控えており、関係者は「酒をきっかけに、蔵王の歴史にも関心を持ってもらいたい」と呼び掛けている。

 蔵王地区にあった蔵王堂城は、豊臣政権下から江戸時代初期に現在の長岡市周辺を治めた堀氏の居城。その後いまのJR長岡駅周辺に城が移されることになった。1618年には、藩主も牧野氏に変わった。

 蔵王地区には寺社や史跡が数多く残る。史跡の保存活動を行う住民ボランティア「蔵王堂城史跡をまもる会」と、地元で酒店「韮沢商店」を営む韮沢謙三さん(70)が、地域にちなんだ酒をつくり、市内にPRしようと企画した。史跡を次の世代に引き継ぐために、売り上げの一部を保存活動に寄付する。

 酒は戦前まで蔵王地区に酒蔵があり、牧野家から「柏露」の銘柄を引き継いだ柏露酒造のものを使う。

 長岡開府400年となる来年は地域の歴史に注目が集まる。韮沢さんは「蔵王は長岡発祥の地とも呼ばれている。飲みながら長岡の歴史を振り返ってほしい」と話している。

 蔵王の杜は1・8リットルで1760円(税込み)。問い合わせは韮沢商店、0258(32)0745。

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