軽井沢町の軽井沢観光協会インバウンド部会は、軽井沢駅の南北連絡通路にボードを設置し、外国人を対象に、自分の国・地域の旗が記された枠にシールを貼ってもらう「アンケート」を行い、１９日までに集計した。どの国・地域からどのくらいの人が訪れているのかを知るため、５月２８日〜７月１日に実施。上位は台湾、香港、中国が占めた。

　４面のボードには計４８の国・地域の旗を印刷。通路に設置し、備え付けのシールを貼ってもらった。シールは１人１枚が原則だが、１人で複数枚貼った例もあるとみられ、結果はあくまでも「目安」としている。同協会事務局の竜野茂康さん（３８）が一つ一つ数えた。

　シールの総数は１万３０９０枚。１位は台湾で６９１０枚。２位が香港で２０１７枚、３位が中国で６８５枚だった。米国は４１９枚で４位、英国は１０１枚で１４位。このほか、インド（１８３枚、９位）、オーストラリア（１４２枚、１１位）、ブラジル（３４枚、２４位）、ロシア（３０枚、２６位）など。少数だが、ルクセンブルク（４枚、４４位）、リヒテンシュタイン（３枚、４８位）などもあった。

　同協会によると、町内を訪れた外国人の国別人数といった統計はこれまでなかった。竜野さんは「予想通りアジアの人々が多い。思ったよりいろいろな国から来ていることも分かった」と受け止めた。今後の観光戦略に役立てたいとしている。