多くの人でにぎわった昨年の「南信州獅子舞フェスティバル」

多くの人でにぎわった昨年の「南信州獅子舞フェスティバル」

長野県 伊那路 祭り・催し

南信州獅子舞フェス、節目の演舞 飯田に29団体集結へ

信濃毎日新聞(2017年9月22日)

 飯田下伊那地方伝統の「屋台獅子」など、伊那谷各地の獅子舞や和太鼓団体が舞や演奏を披露する「南信州獅子舞フェスティバル」(実行委員会主催、信濃毎日新聞社など共催)が10月15日、飯田市の中心市街地「丘の上」で開かれる。10回目の節目を迎えた今年は、「百足(むかで)獅子」が盛んな富山県小矢部市の団体を特別招待。計29団体が集結し、バラエティーに富んだ演舞を楽しめそうだ。

 屋台獅子は、ほろで覆われた大型の屋台から獅子頭を出し、頭の舞い手、獅子の首の部分を操作する「かっとり」役、はやし方など大人数で息を合わせて舞うのが特徴。獅子の形、舞の動と静、獅子と対峙(たいじ)する獅子使いの「宇天王(うてんのう)」といったそれぞれの役柄などに地域ごとの特色がある。今回は飯田市上郷地区の「南条獅子舞保存会」、同市鼎地区の「東鼎獅子舞保存会」が初出場する。

 百足獅子は、「カヤ」と呼ばれる長い胴に複数人が1列に並んで入り、弓形の竹や素手でカヤを支えて舞う。地域で400年以上の歴史があるという小矢部市の観音町獅子方若連中が披露する。獅子の周辺で優雅に舞う子どもたちの踊り子も見どころだ。

 例年より5団体ほど出場が多い今年は、演舞場所が1カ所増えて計6カ所となる。各団体は午前9時から、順番に10〜30分ほど演舞を見せる。子どもらがオリジナルの舞を競う「第8回創作獅子舞コンクール」も午前10時から飯田市公民館で開く。

 飯伊地方では近年、活動を復活させたり、新たに発足したりする獅子舞団体が出てきている。実行委会長の戸崎敬さん(65)は「フェスが刺激になったと思うとうれしい限り。飯田の秋の祭りとして定着させていきたい」と話している。

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