23、24日の両日に高岡市中田地区で開かれる「第34回中田かかし祭」(北日本新聞社共催)を前に、かかしコンクールの審査会が22日、会場の中田コミュニティセンター周辺であり、中田地区婦人会(杉澤泰子会長)の「馬並めて いざうち行かな かかし見に」がグランプリに輝いた。
コンクールは団体、個人、素朴なかかし、こどもの計4部門で、ことしは95作品の応募があった。中田地区婦人会は越中国守で万葉歌人の大伴家持の生誕1300年をテーマに、高さ約2・5メートルの作品を制作。馬にまたがり、立山連峰を眺める若き日の家持を表現した。家持像は木製の骨組みにペットボトルで肉付けした。顔部分は発泡スチロールを紙粘土でコーティングし、細かく表情を付けた。
杉澤会長は「会員の努力がグランプリにつながった。なかなか男前な家持に仕上がったと思う」と笑顔を見せた。
祭りは話題の人物やキャラクターなどを模したかかし約200体が勢ぞろいする。よさこいや町流しなどのイベントもある。
▽団体(1)小泉新自治会(2)宮町自治会Aチーム(3)滝自治会、アルカスコーポレーション▽個人(1)井上登美子(2)宮本暎久(3)杉澤泰子、桃井久美子▽素朴なかかし(1)高岡市更生保護女性会中田支部(2)若杉自治会(3)宮本暎久、東保新自治会▽こども(1)中田小学校(2)中田中学校サッカー・バドミントンチーム(3)中田中学校芸術専門部、青空クラブ