8月の人形劇フェスタで上演した巨大人形劇「さんしょううお」の舞台

8月の人形劇フェスタで上演した巨大人形劇「さんしょううお」の舞台

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「さんしょううお」再び登場へ 人気の人形劇、飯田で親しむ催し

信濃毎日新聞(2017年9月27日)

 飯田市のNPO法人いいだ人形劇センターは10月7、8日、8月のいいだ人形劇フェスタで市民らが演じた巨大人形劇「さんしょううお」に親しんでもらう催しを、同市丸山町のかざこし子どもの森公園で開く。観劇するだけでなく、人形を動かしたり作ったりすることで、人形劇をより身近に感じてもらおうと企画した。

 さんしょううおは、同センターが飯田下伊那地域から有志を募って約2年がかりで制作。8月の完成公演では、4回あった上演に計2千人が来場し、人気を集めた。

 今回の催しには、全長5メートルのサンショウウオなどの人形が再び登場。両日とも、フェスタの出演者たちが音楽に合わせて人形を動かす15分間のデモンストレーションのほか、劇に登場するビニール製の水中生物を作って遊ぶワークショップ(体験型講座)もある(1体につき300円)。

 7日は、さんしょううお上演の監督を務めた、チェコを拠点に活動する人形劇作家の沢則行さん(55)が別の人形劇を上演(500円、定員50人)。8日は、飯田市を拠点に活動する道化師コンビ「ましゅ&Kei」がパフォーマンスを披露する。

 さんしょううおを企画・提案した、飯田ケーブルテレビ(飯田市)社員の後藤康介さん(35)は「今回のイベントは、さんしょううおとたくさん触れ合える。夏の公演とは違った楽しみができる」と来場を呼び掛けている。

 午前10時から。小雨決行。入場無料。問い合わせや沢さんの公演のチケット購入は同センター(電話050・3583・3594)へ。

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