小矢部市天然記念物の混生林をバックに登り道に設けた階段を見る山崎区長(中央)ら住民=小白山

小矢部市天然記念物の混生林をバックに登り道に設けた階段を見る山崎区長(中央)ら住民=小白山

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住民が小白山の混生林整備 小矢部市天然記念物

北日本新聞(2017年9月27日)

 小矢部市北蟹谷(かんだ)地区の臼谷町内会は本年度から市の天然記念物に指定されている「ぶな・うらじろがしの混生林」が広がる地元の小白山(おじろやま)の環境整備を始めた。登り道の手入れや繁殖する竹林の伐採などに取り組み、多くの人が訪れやすいように整え、魅力を発信していく。 

 小白山の混生林は標高約120メートルの低地に北方系のブナと南方系のウラジロガシが混在する珍しい林で1965年に市天然記念物となった。近年も名古屋の大学生が学習で訪れたほか、北蟹谷地区の見どころをまとめたマップに掲載された。

 昔は青年団が草刈りなどを行っていたが若者減少などで行われなくなり、繁殖した竹林が混生林を侵食する勢いとなっている。1980年代前半に登り道に設けたという竹製の階段は腐っていた。市の「おやべ型1%まちづくり事業」を活用し、小白山と市天然記念物「大清水のあしつき」があった近くの大清水について、年間計画を組んで環境整備を始めた。

 登り道約100メートルの両側に密集していた竹を伐採して6~7メートルの道幅を確保し、山頂直下で上りが急な約30メートルに長さ1・2メートルの木を並べ階段を付けた。

 会計の澤田英成さん(65)は「市の文化財であり、探訪コースにも設定されている。来て良かったと喜んでもらえるよう維持管理をしていきたい」と言う。

 来年は残り70メートルに階段を設ける計画。登り口付近に駐車場がつくれないかも今後検討する。山崎和英区長(68)と区長代理の上山吉信さん(67)は「誰でも登りやすいようにし、多くの人に混生林を見てほしい」と話している。

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