県の「一日橋守隊体験学習会」は27日、能美市寺井町の県道小松鶴来線にある寺井町横断歩道橋で行われ、通学路として利用する寺井小の6年生31人が塗装作業を体験した。
児童は、補修工事中の歩道橋の鋼材に水性塗料を丁寧に塗り、公共施設の保全について理解を深めた。入学時から歩道橋を使って登下校している澤田楓加さんは「卒業しても塗った場所を見に来たい」と語った。
作業に先立ち、県南加賀土木総合事務所維持管理課の職員4人が同校を訪れ、歩道橋が道路を安全に横断するためのものであることや、雨や日光による老朽化を防ぐため、塗装は4回施すことなどを説明した。