異彩を放つビニールハウス。内部で流す音楽や光の反射具合の調整など、芸術祭の開幕当日まで作業が続く

異彩を放つビニールハウス。内部で流す音楽や光の反射具合の調整など、芸術祭の開幕当日まで作業が続く

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「天空の芸術祭」30日開幕 東御・北御牧地域一大イベント

信濃毎日新聞(2017年9月29日)

 東御市北御牧地域を舞台に、県内外の現代美術作家ら39組が作品を展示する「天空の芸術祭」が30日、開幕する。同市と東京芸大が連携し、10月29日まで約1カ月続ける地域の一大イベントで、昨年に続き2回目。作家と住民が力を合わせて開幕直前まで、ユニークで多彩な作品の制作作業に当たっている。

 26日夜、同市八重原の畑では、東京芸大大学院1年の星野陽子さん(26)が、ビニールハウス内に電球を飾り付けていた。紫やオレンジなどさまざまな色の光に照らされたハウス内には、市内のスナックで撮影したという、青春ソングを熱唱する男性の映像が流れる。「どんな風に(作品を)見せたいかは、まだ固まっていない。当日までにはなんとなく形が見えてくると思う」と星野さん。

 それぞれの作家の制作場所はほかにも、かつて蚕を育てていた旧「稚蚕(ちさん)共同飼育所」、ため池、神社などさまざま。空き事務所では、大量のおわんをすだれのようにつり下げた作品を展示。地元の家庭でもてなし用に使われていたおわんを、作家が譲り受けるなどして集めた。かやぶき屋根の家を造る「作品」の制作現場では、地元住民が作家と一緒に汗を流している。

 芸術祭実行委員長で、ビニールハウスでの星野さんの制作作業も手伝っている坂田佳江さん(61)=東御市御牧原=は、それぞれの作品について「見た人がどう受け取ってくれるか分からないが、非日常の空間を楽しませてくれるはず」と期待する。

 期間中は、シンポジウムやワークショップ(体験型講座)なども開催する予定。芸術祭の問い合わせは事務局(電話0268・67・3311)へ。

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