古民家を改装した「穀屋」の客室を案内する小泉さん

古民家を改装した「穀屋」の客室を案内する小泉さん

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「農山村体験を」空き家を民宿に 上田で江戸時代の古民家改装

信濃毎日新聞(2017年9月30日)

 上田市浦野で空き家となっていた古民家を改装し、農作業や川遊びなどができる民宿「穀屋(こくや)」が今月から営業を始めた。同地区で環境保全活動などをしているNPO法人「うるわしの里」が改装し、運営している。同地区を含む川西地域では、住民団体が約10年前から観光客を一般住宅で受け入れる「農家民泊」に取り組んでいたが、住民の高齢化もあって受け入れ民家が減少。民泊に空き家を活用することで、より多くの体験者を迎えることを目指す。

 「穀屋」の建物は、江戸時代に建てられたといわれる木造2階建ての古民家。10年ほど空き家になっていた。内装を改修し、8畳と10畳の和室2部屋を客室として使い、最大11人が宿泊できる。

 川西地域では、住民らでつくる農山村交流の実行委が田植えや魚釣り、そば打ちなどを楽しめる「川西里山ぐらし体験」を実施。日帰りと宿泊の2コースがある。2016年には市のわがまち魅力アップ応援事業を活用し、パンフレットや専用ホームページを作成して情報発信に力を入れている。

 しかし、10年前に30軒以上あった宿泊可能な民家が、現在は7軒に減少。「うるわしの里」代表理事の小泉寿彦さん(78)は「観光客の対応や料理の準備など住民の負担が大きいことや、旅館業法に基づく許可を取る煩わしさが原因ではないか」とみる。同地域には空き家がまだあり、小泉さんは「穀屋で観光客を受け入れながら、宿泊できる民家を増やして多くの人に川西地域を好きになってほしい」と話している。

 「穀屋」の利用料は宿泊が1泊7千円、日帰り3千円(ともに税込み)。パンフレットは川西地域自治センターで手に入る。問い合わせは同センター(電話0268・75・5840)へ。

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