威勢のいい掛け声とともに巡行する曳山=射水市港町

威勢のいい掛け声とともに巡行する曳山=射水市港町

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曳山13基が港町練る 新湊曳山まつり

北日本新聞(2017年10月2日)

 13基の曳山(ひきやま)が港町を巡行する「新湊曳山まつり」は1日、射水市新湊地域中心部で行われ、昼は花笠飾りの「花山」、夜はちょうちんをつり下げた「ちょうちん山」が進み、情緒ある町を彩った。

 放生津八幡宮(同市八幡町)の秋季例大祭として毎年行われている。江戸時代の1650(慶安3)年に最初の「古新町」の曳山が創建して以来、約360年を超える歴史があると伝わる。

 この日の朝、高さ約8メートル、重さ約6トンの曳山が、みこしを先頭に八幡宮を出発。笛や太鼓の古式ゆかしい曳山囃子(ばやし)と「イヤサー、イヤサー」の力強い掛け声が町に響き、曳山がゆっくりと巡行した。

 色とりどりの花飾りに彩られた花山は、日没後にはちょうちん山に姿を変えた。通りの角を曲がるため1基ずつ方向転換する場面は迫力があり、大勢の観光客らが見入った。

 八幡宮の秋季例大祭は、新湊曳山まつりと呼ばれる1日の「曳山行事」と、仏教で世界の中心にあるとされる「須(しゅ)弥(み)山(せん)」を模した祭壇を境内に造って神様を祭る2日の「築(つき)山(やま)行事」から成る。

 2日午後1時からは祭壇前で現地解説会が開かれる。

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