色とりどりの菊花で彩られた会場を見学する子どもたち=5日、福井県越前市の武生中央公園

色とりどりの菊花で彩られた会場を見学する子どもたち=5日、福井県越前市の武生中央公園

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たけふ菊人形開幕 人形館拡充、広場を新設

福井新聞(2017年10月6日)

 5日に福井県の越前市武生中央公園で開幕した「たけふ菊人形」は、会場への入場を無料にし、菊人形館を大型テントで拡充するなど新たな魅力が盛りだくさん。公園内に今夏新設された「だるまちゃん広場」があり、初日から子どもから大人まで幅広い世代が華やかな祭典を楽しんだ。

 菊人形館のテーマは「菊花絵巻 井伊直虎」。愛好家が丹精込めた鉢植えの菊花が並ぶ陳列館から連動させ、昨年より8体多い27体が並んだ。

 菊人形との記念撮影スポットでは、再現された歴史的場面の直虎や直政と並んでにっこり。毎年訪れている宇野勝己さん(78)は「いつもより一段と良くなった。毎年3回は来ているので、今年も家族や趣味仲間とまた来たい」と満足そうだった。

 OSK日本歌劇団のレビューショー「OSKシンフォニー」もスタートし、待ちに待ったファンが詰めかけた。今年は男役楊琳さんや娘役舞美りらさん、穂香めぐみさん(同市出身)ら総勢16人が出演。クラシックや福井弁で歌うオリジナル曲など26曲の歌とダンスを披露し、観客から大きな拍手が送られた。

 だるまちゃん広場は同市出身の絵本作家、かこさとしさんが監修し8月に完成した。連日子どもたちでにぎわっており、菊人形会場にも気軽に足を延ばしてもらおうと入場を無料にした。3歳と1歳の子ども連れで訪れた女性は「無料で何回も来やすい。この後はだるまちゃん広場に行きます」と笑顔だった。

 菊人形館は500円、OSK観劇は菊人形館入場券付きで2千円。会期中無休で、午前9時~午後5時。OSKは24日休演。問い合わせは、たけふ菊人形事務所=電話0778(21)0175。

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