霊場に完成したあずまやと地元住民=2日、長岡市小国町千谷沢の西国三十三番霊場

霊場に完成したあずまやと地元住民=2日、長岡市小国町千谷沢の西国三十三番霊場

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小国千谷沢・西国三十三番霊場 あずまや完成 8日まつり

新潟日報(2017年10月6日)

 長岡市小国町千谷沢の住民が、地元の「西国三十三番霊場」の整備に取り組んでいる。手作りのあずまやも完成し、8日には霊場を参拝するまつりを開く。住民は「たくさんの人に訪れてもらい、歴史が風化しないようにしたい」と力を込める。

 三十三番霊場は1932年、日清・日露両戦争の戦没者を慰霊しようと、地元住民によって設けられた。奈良県や京都府などにある「西国三十三所」にあやかり、三十三体の石仏を建立。石仏の下にはそれぞれ、「三十三所」の寺の土が納めてあるという。

 住民は霊場が開かれてから毎年、整備を続けていたが、草刈りが中心だった。このため、樹木が生い茂り、2000年代に入ってからは霊場の美観を損なうようにまでなった。住民らは悪化した景観を再生しようと、2007年からは市の補助金を活用し、遊歩道をつくるなどしてきた。

 ことしは、参拝者の休憩所としてあずまやの建設を決定。住民5人が半月ほど作業を続け、ベンチやテーブルを設置した、木造のあずまやが完成した。見晴らしをよくするための草刈りや樹木の伐採も行っている。

 千谷沢集落総代の山岸武夫さん(70)は「多くの人に来てもらえるような環境を整え、歴史を伝えるだけでなく、集落の活性化にもつなげていきたい」と話した。

 まつりは午前11時~午後3時半。石仏を巡るラリーのほか、おにぎりの振る舞いや市民ボランティアによる演劇などもある。

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