1500個の竹灯籠で里山を彩るイベント「森のいさり火」が22日に氷見市稲積の西洋風庭園・氷見あいやまガーデンで開かれる。18日は実行委のスタッフが竹灯籠の試験点灯を行い、当日に備えた。
イベントは、魚を誘い寄せるいさり火を思わせるろうそくの明かりで、人々にぬくもりや自然の優しさを感じてもらおうと、有志でつくる実行委員会(増井俊一会長)が企画。2013年に初めて開き、今回が3回目となる。
灯籠は、市内に自生する孟宗竹(もうそうちく)や、県西部森林組合が伐採した竹を使って手作りした。文字や図形を彫ったランプシェード形や、高さ2メートルの柱形、縦に切って地面に並べた細長います形など、さまざまな竹灯籠を用意した。
この日は、ろうそく数十個を付けて試験点灯を行った。強い風に苦労しながらスタッフが順に火をともすと、暗闇の中に幻想的な風景が浮かび上がった。同園の増井裕行ガーデンマネジャーは「たくさんの人に来てもらい、夜景を楽しんでほしい」と話した。
当日は午後5時半~午後8時半開催で入園無料。竹灯籠の点灯のほか演奏会などもある。北日本新聞社後援。