皇族の大正期の立山登山の様子を紹介した企画展

皇族の大正期の立山登山の様子を紹介した企画展

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皇族の立山登山紹介 立山博物館、写真・新聞で詳しく

北日本新聞(2017年10月22日)

 立山博物館の企画展「宮様、山へ」が21日、立山町芦峅寺の同館で始まった。皇族の大正期の立山登山が大正から昭和初期にかけての立山登山ブームに与えた影響を、当時の写真や新聞などを通して紹介している。11月26日まで。

 皇族の立山への最初の登山は1919(大正8)年の東久邇宮稔彦(なるひこ)王とされ、その後も大正期に皇族が続々と立山や剱岳に登頂された。昭和初期にかけて立山への登山者は急増し、登山の大衆化が進んだと考えられている。立山博物館は、皇族の登山が立山の登山環境の改善や知名度の高まりに影響を与えたとみて、今回の展示を企画した。

 会場には、大正期の皇族の登山の様子を捉えた写真約60点を展示。本紙の前身の富山日報や北陸タイムスなどの新聞記事パネル約60点も並べ、当時の立山、剱岳登山の様子や熱気を詳しく伝えている。

 秩父宮雍仁(やすひと)親王が24(同13)年5月に立山でスキー登山を行った際の様子を収めた文部省映画を上映し、愛用のリュックサックやピッケルなども並んでいる。

 28日午後2時から、登山史研究家の布川欣一さんのギャラリートークがある。11月18日午後2時からは解説会が開かれる。北日本新聞社後援。

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