西区アートキャラバンに向け制作に励む新潟大の学生ら=新潟市西区の新潟大五十嵐キャンパス

西区アートキャラバンに向け制作に励む新潟大の学生ら=新潟市西区の新潟大五十嵐キャンパス

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新潟大生アート新たな祭典 西区キャラバン開幕 1月まで

新潟日報(2017年10月23日)

 新潟市西区の4カ所を巡回し、芸術作品の展示やワークショップを開く「西区アートキャラバン」が21日に開幕する。2001~15年に、西区内野地区を中心に隔年で開かれた「うちのDEアート」の流れをくんで新潟大の学生が作品を手掛け、アートを通じた地域活性化を目指す。学生たちは「芸術を身近に感じてもらいたい」と意気込んでいる。

 うちのDEアートは、新潟大で芸術を学ぶ学生の作品発表の場を広げ、地域の活性化にもつなげようと始まり、途中名称を変えながら8回続いた。学生と地域住民らが実行委員会をつくり、運営した。学生は教育学部で教員免許取得を必須とせず、芸術を学ぶ「ゼロ免」課程が多かった。

 しかし、大学は国の方針を受け、17年度からゼロ免の募集を停止することを決定。参加できる学生が大幅に減ることになり、うちのDEアートを継続するのが困難だとして、実行委は15年限りで打ち切った。

 一方、アートによる地域活性化の流れを残すべきと考えた大学や西区は、新しい形のイベントを展開できないか模索した。

 人数が減った学生の負担を減らすため作品制作に専念してもらい、教員や区職員が運営を主導する新体制が4月にスタートした。作品制作には教育学部のほか、工学部の教員や大学院生も参加することになった。

 展示は黒埼市民会館を皮切りに実施。日本海から流れ着いた流木を組み立て、数百年前の絵画の世界を再現した彫刻作品や、鑑賞者の動きによって音や光が変化する「光の造形展」は全会場で体験できる。アートに親しむワークショップも各会場で開く。

 彫刻を制作した教育学部2年の男子学生(20)は「大勢の人に見てもらえるように、気合いを入れて作りました」と話した。

 問い合わせやワークショップの申し込みは西区地域課、025(264)7193。

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