南砺市の井波別院瑞泉寺の開基、綽如(しゃくにょ)上人ゆかりの「お里帰り法要」が24日、同寺で行われ、上人の遺徳をしのんだ。
護持団体の同寺二十八日講(高見次夫講長)メンバーら約40人がすげがさとわらじを着けて参加。常本哲生輪番の読経の後、木像を納めたこしを担ぎ、上人の草庵に見立てた本堂から山門前を経て、太子堂まで練り歩いた。地元の「寺子こどもえん」の3~6歳児9人が見守った。
太子堂での法要では、真宗宗歌と恩徳讃を歌い、真宗の教えをかみしめていた。
この行事は杉谷の山中にある上人の草庵跡に石碑が建てられた1989年以来、毎年営まれている。1週間前には、石碑周辺で清掃が行われた。