「県西部秋の探訪バスツアー」が26日、南砺、砺波の両市で行われ、参加者79人が歴史ある街並みや彫刻・工芸の鑑賞を楽しんだ。北日本新聞社主催。
井波地域では彫刻師がガイドを務め、八日町通りなどを散策。通り沿いの彫刻工房や瑞泉寺などを巡り、伝統の木彫りの技に触れた。
松尾芭蕉の遺髪が納められているとされる「黒髪庵(くろかみあん)」も訪れた。
福光地域に移動し、地元の観光ガイドグループ「麻のれん」の案内による街歩きや、「柳宗悦展」を開催中の福光美術館の見学、料亭「松風樓(しょうふうろう)」での昼食を楽しんだ。温泉施設「ぬく森の郷(さと)」で入浴し、砺波市ではおかき製造・販売の「御菓蔵」で買い物をした。
友人と参加した中村敏子さん=富山市神通本町=は「井波は何回か来ていたが、新スポットを発見できた」と満足そうな様子だった。