「振り掛ける調味料」として開発した「カケルミソ」(手前)と、原料に使った白みそ

「振り掛ける調味料」として開発した「カケルミソ」(手前)と、原料に使った白みそ

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パスタやアイスに掛けて「MISO」 佐久の老舗店1日発売

信濃毎日新聞(2017年11月1日)

 佐久市の老舗みそ醸造元「和泉屋商店」が、同社の白みそをフリーズドライ加工して粉末状にした新商品を開発した。「振り掛ける調味料」としての利用を想定。土産品需要も見込む。新しい食べ方を提案することで、みその魅力を伝え、消費拡大につなげる狙い。「カケルミソ」の商品名で1日発売する。

 同社は1853(嘉永6)年創業。阿部博隆社長(43)が約半年をかけて開発した。地元名産の「安養寺みそ」などで試作を重ね、色や風味などを考慮して白みそが適していると判断。みそだけの他、ゆず、黒コショウをそれぞれ配合した計3種類を作った。野菜や肉、パスタやアイスクリームなどに合うという。

 同社によると、みそをフリーズドライ加工した商品は多いが、食材にかけて使うタイプは珍しいという。重さ200キロのみそからできる粉末は110キロ。若い人にも手に取ってほしい―と、商品ラベルにはアルファベットで大きく「MISO」とあしらった。

 30グラム入りの瓶詰で1本756円。土産用は3種類のセットで販売する予定。「食卓に置き、簡単に食べることができるみそを目指した」と阿部社長。「塩分量は12%程度で素材の味を邪魔せず、みその風味も楽しめる」と話している。問い合わせは同社(電話0267・67・2062)へ。

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