中央アルプス千畳敷で開いた信州駒ケ岳神社の例大祭

中央アルプス千畳敷で開いた信州駒ケ岳神社の例大祭

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

冬山の安全、中ア・千畳敷で祈願

信濃毎日新聞(2017年11月3日)

 中央アルプス千畳敷(標高約2600メートル)で2日、信州駒ケ岳神社の例大祭があった。険しい山々の稜線(りょうせん)が青空にくっきりと浮かび上がり、時折吹く冷たい風が冬の訪れを感じさせた。観光や山岳、行政関係者ら40人余が出席。秋までに訪れた人の無事や山のにぎわいに感謝し、冬山の安全を祈願した。

 午前10時の千畳敷の気温は4・6度。好天で、南アルプスや富士山も見渡せた。中央アルプス観光(駒ケ根市)によると、運行する「駒ケ岳ロープウェイ」の4〜10月の利用者は前年同期比2%増の約19万5400人。繁忙期のうち8月後半から10月上旬までは比較的天候に恵まれたが、その後は長雨や台風で客足が鈍ったという。

 駒ケ岳ロープウェイは1967(昭和42)年に開業し、今年50周年を迎えた。10月末までに累計で1155万6700人余が利用している。同神社大総代を務める江崎吉剛・同社社長(58)は「今年は開業50周年でさまざまなイベントを実施した。来年もさまざまな催しを打ち出し、お客さまに安全、安心、快適に楽しんでもらえるよう努力したい」と述べた。

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