豊原寺や東尋坊関連の展示を通し、白山と福井県坂井市のかかわりを紹介する特別展「豊原寺・東尋坊と白山へのまなざし」=5日、同市みくに龍翔館

豊原寺や東尋坊関連の展示を通し、白山と福井県坂井市のかかわりを紹介する特別展「豊原寺・東尋坊と白山へのまなざし」=5日、同市みくに龍翔館

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豊原寺、東尋坊との関係は 特別展、文献や出土品70点

福井新聞(2017年11月7日)

 白山開山1300年を記念した特別展「豊原寺・東尋坊と白山へのまなざし」が12月3日まで、福井県坂井市みくに龍翔館で開かれている。泰澄大師が創建したとされる豊原寺や、白山平泉寺の僧の名前に由来する「東尋坊」の新たな伝説を記した文献など約70点を展示。白山と市のかかわりを紹介している。

 豊原寺関連では、講堂の本尊の可能性が高い「薬師如来坐像(ざぞう)」(市指定文化財)、寺の成り立ちを詳しく記した「白山豊原寺縁起」、出土品などを展示。中世に白山平泉寺と並ぶ有力寺院として栄え、織田信長の焼き打ち後に再び復活した歴史を紹介している。

 東尋坊関連では、白山平泉寺の坊院の一つ「東尋坊」跡からの出土品などを展示。東尋坊を突き落としたとされる「真柄覚念」と東尋坊について、女性を巡るトラブルの新説を記した1935年刊行の「福井評論」も目を引く。

 このほか、白山平泉寺や越前禅定道、白山に参詣する人々の姿などが描かれた「白山参詣曼荼羅(まんだら)図」(県指定文化財)、詩人三好達治や俳人森田愛子ら同市三国町地域ゆかりの文人が、白山への思いを記した文学作品も紹介している。

 午前9時~午後5時。高校生以上500円、小中学生250円、未就学児は無料。団体割引もある。常設展も見ることができる。水曜日は休館。

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