試作した里芋焼酎を手にする義浦代表(中央)

試作した里芋焼酎を手にする義浦代表(中央)

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「縄文のさといも」で焼酎試作 小矢部の生産者

北日本新聞(2017年11月9日)

 小矢部市の里芋生産者が小矢部ブランド「縄文のさといも」を使った焼酎を試作した。お披露目する11、12日の市農業祭で試飲会を開いて市民の評価を聞くほか、商品名も募り、来年度からの商品化に生かす。「皆さんと一緒にイメージを含めて初の小矢部産焼酎をつくり上げたい」と話す。

 いなば里芋生産組合の組合員が作る「縄文のさといも」はねっとりとした食感が特徴。里芋焼酎は、組合員で市内一の生産者のファーム義浦(八講田、義浦英昭代表)が、小矢部産里芋のイメージアップや農業振興を目的に企画し、JAいなばが協力した。

 福岡県の清酒メーカー、花の露に製造を依頼。原料には、種芋として使われ、収穫後は商品にならないという親芋を有効活用した。半年ほどの熟成を経て720ミリリットル500本弱が届いた。

 クロスランドおやべで開かれる農業祭では、味や匂いの感想などを質問したアンケートと商品名提案用紙を配る。市内の酒店や飲食店などの意見も聞き、アンケート結果の分析を製造委託業者に伝え、商品の完成につなげる。

 市内の生産者の多くは生の里芋を販売するのみで本格的な加工品はなかった。焼酎の商品化で出荷期間を長くできるという。

 今後、義浦代表は他の組合員と協力して取り組みを進める考えで「親しんでもらえる商品に仕上げ、将来は小矢部を代表する土産に育てたい」と意気込んでいる。

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