紅葉が見頃を迎えている飯田市の名勝・天竜峡。青空が広がった10日は午前中から多くの観光客でにぎわい、展望台やつり橋、ゆったりと流れる天竜川を下る舟の上からと、渓谷美と紅葉の共演を楽しんでいた。
標高約380メートルの天竜峡一帯は遊歩道が整備され、上り下りのきついコースを散策できるのも魅力の一つ。川面を見下ろすポイントの「龍角峯(りゅうかくほう)展望台」から眺めていた愛知県日進市の高橋佑輔さん(70)は「初めて来たけれど、雄大で素晴らしい。遊歩道にもアップダウンがあっていろいろな場所から紅葉を楽しむことができた」。
観光案内所によると、今年は10月下旬に色づき始め、今が最盛期。これから深みを増す木々もあり、来週いっぱいは楽しめそうという。