商品やデザインの最新動向を伝える「富山デザインウエーブ2017」デザイン展は13日、高岡市オフィスパークの県産業高度化センターで始まった。26日まで。
「富山から世界に発信するデザインムーブメント」をキャッチフレーズに県、富山、高岡両市が1990年から開き、24回目。今年は三つの展覧会で構成する。
富山デザインコンペティション2017作品展は、1次審査を通過した12点を紹介。最高賞のとやまデザイン賞に輝いた「YURI」(東京)の「lapis」は、段ボールなど箱を開ける際に用い、オブジェのように空間に溶け込む形状が評価を受けた。
北日本新聞紙面で採用された「富山もよう」などデザインの成功事例を紹介する「新しいスキームデザイン」展や、武蔵野美術大の学生による真ちゅう鋳物の作品展示もある。21日には同センターでセミナー「オランダのデザインと生活...価値感を探る」を開く。北日本新聞社後援。