諏訪湖のワカサギ釣りが最盛期を迎えた。例年餌への食い付きがよくなる時季だが、昨年は夏に大量死があり不振だった。今年は回復し、良好な釣果で客を喜ばせている。沖に浮かぶドーム船では1日に千匹釣り上げる人もいるといい、14日も県内外からのファンでにぎわった。
諏訪湖釣舟組合の中沢滋組合長によると、今季は体長7、8センチが主流で例年より大きめ。重さは平均約4グラム。太いワカサギも目立つといい「いつもより脂が乗っている。水温が下がればもっと乗るのでおいしくなると思う」と話していた。
県や諏訪湖漁協、同組合などは毎年冬から春にかけて、採卵のために釣りを規制する。昨冬は10月から今年5月まで週2回の休漁日を設けて1人500グラムまでとしたが、今冬は12月から来年5月、1人千匹までに緩和する。