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「ラ・ベットラ」18年3月閉店 高志の国文学館

北日本新聞(2017年11月18日)

 高志(こし)の国(くに)文学館(富山市舟橋南町)内のイタリアンレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ・トヤマ」が、来年3月末で閉店する。石井隆一知事が17日の定例会見で明らかにした。店を経営する人気シェフの落合務さんが多忙を極め、これまでと同じように目配りを続けることが難しくなったためで、県は新たな出店者を募集している。

 同店は2012年7月、文学館の開館とともにオープン。落合さんが初めて地方に出したレストランで、富山の食材も生かしたメニューで人気を集めた。同館の集客にも貢献したとみられ、昨年度の入館者10万8千人のうち、同店を含む無料スペースを訪れた人が7割を占めた。

 落合さんは東京で「ラ・ベットラ」を3店舗、名古屋市でも1店舗を経営。メディアや食に関するイベントにも数多く出演している。その合間を縫って、月に1~2回の割合で富山店を訪問。味やもてなしの品質を保つため、スタッフを指導していた。

 県によると、今月に入って落合さんから「多忙のため、本年度末で閉店したい」との申し出があった。

 会見で知事は「大変忙しい方。残念だが、やむを得ない」と述べた。

 落合さんは「富山という地方都市と食材に魅力を感じて出店した。営業終了は苦渋の決断。今後も、食に関するイベントなどで、富山県の魅力を全国へ発信することに協力させていただきたい」とのコメントを発表した。

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