冬型の気圧配置となった19日、寒気が流れ込んだ影響で県内は冷え込み、富山地方気象台は初雪を観測したと発表した。平年より13日、昨年より21日早かった。
富山市石坂の同気象台敷地内では、午前0時5分ごろから15分程度、同35分から5分程度みぞれが降った。南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落でも初雪となり、周囲の山や茅葺(かやぶ)き屋根の家屋が雪に覆われた。
集落には国内外の観光客が次々と訪れ、雪景色を楽しんだ。マレーシアから訪れたアルビン・ラウさん(41)は「雪を見るのは初めて。寒いけど、息をのむような美しさ」と話し、仲間と記念写真を撮っていた。